魔女の笑窪/大沢在昌
amazonさんにお勧めされたので読んでみました。
大沢在昌氏の描くハードボイルドは結構好きです。余分な装飾がない簡潔な文章が逆に多くを語りかけてくる気がします。ハードボイルドならではのウィットに富んだ会話も上手いですね。
さて、本書の主人公は女性です。大沢作品には女性が主人公のハードボイルドがいくつかあります。大沢氏いわく、
現代の日本では、男より女の方がよっぽどハードボイルドな生き方を要求されている
こうした考えがあるから、大沢氏の描く女性はすべからく格好いいのでしょう。
男は理に負けたとき、折れる。だが女は折れない。理で女を折ることはできない。情だけが、女を折る。
主人公「水原」は、外見から相手の本性を見抜くという能力を持った36歳。ちょっと歳がいっていますが、彼女の特技を醸成した長い長い過去があるからの年齢設定と思われます。長く苦しい過去から逃れた彼女を再び過去が襲います。後半から繰り広げられる水原の過去との辛い戦いは様々な因果を交えながら展開していきます。
ですが、本書では最終決着にまでは至りません。次作へと続きます。
久しぶりに読んだ大沢作品でしたが、私の知る大沢ワールドの中での本書の評価は微妙です。主人公には魅力があるのですが、周りを固める役者がもうひとつだった気がします。この辺は次作で解消されているかもしれません。期待して次作を読もうと思います。
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おすすめ平均 ![]() 魔女の笑窪の続編 「あたしにとって生きのびることは戦いなの」 一般的にはまずまずなれど、大沢作品としては微妙です。 前作「魔女の笑窪」の 2作の読了感は爽快
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一般的にはまずまずなれど、大沢作品としては微妙です。

