内部監査人室/阿久沢栄夫

内部監査人室―内部監査人のための実践読本

事業会社で様々な職務を遂行した後に内部監査部門で定年を迎え、その実践的内容をホームページ「内部監査人室」として開設した著者の、ホームページからの抜粋を主としたまとめ的一冊です。

さすがに長年実務を経験したからこその実践的な記述が多く、ためになりました。「理論より実践」のキーワードは伊達じゃありません。

特に「勘定科目別の監査視点」は、CPAの監査マニュアルかと思うほど微に入り際に入りで、即実務で使える内容でした。これだけでもこの本を購入するメリットはあるのではないかと思います。

細かい内容は別にして、監査の世界を歩いたことがある自分にとって、特に胸腺に触れた部分を抜粋します。

内部監査とは、仮説を証明または否定する行為である。
内部監査とは、人間行動の検証行為である。
是正・改善なくして、内部監査は終わらない。
今日からの活動をより良いものにするために、昨日までの行動に学ぶことが内部監査。
内部監査人には、「人間性弱説」による人間観と、人間を信用するからこその「職業的懐疑心」とが不可欠である。

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