FREE/クリス・アンダーソン

遅まきながら、ようやく「FREE」を読みました。
ロングテールの提唱者であるクリス・アンダーソンによる新たな潮流についての考察です。
競争市場では、価格は限界費用まで落ちる。
テクノロジーの限界費用は年々ゼロに近づいている。
低い限界費用で伝達できる情報は無料になりたがり、限界費用の高い情報は高価になりたがる。
これがクリスによる、FREEの基本概念です。
その結果、フリーという破壊的な価格を味方に付けたものが成功する、というわけです。
非常にインパクトのある内容ですが、実際にいくつもの事例がこれを支持しており、我々もその姿を目の当たりにしています。無料という新たな価格戦略は一過性のものではないと肌で感じているわけです。
少なくとも、ネットでなにかを始める場合は、フリーとは無縁ではいられないのが現状です。これまでの考え方から脱却して、新たなビジネスモデルの再発明が必要になるわけです。そして、クリスいわくアトムの世界つまりネットではなく実体経済においてもフリーが重要な価格戦略になってくることも間違いないと思います。我々は新たな時代に新たな戦略で望まなければならないわけです。
2009年最も売れた(ネットで無料購読期間があったにも関わらず、いやそのせいで売れた、これがフリーミアムです)ビジネス書である本書は、これからの時代をサバイバルするビジネスマン必読の一冊といえます。旧態依然の頭の中を空っぽにして新たな価値観の元に戦略を立案するために必須の考え方にあふれています。
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