Twitter革命/神田敏晶
遅まきながら、と書きましたが、初版発行は2009年11月24日ですので、2ヶ月ちょっとしか実は経っていません。
ですが、既に本書に書かれている内容は一部古いものになっています。
RT公式化しかり、鳩山首相しかり、紅白しかり・・・。
つまり、それだけ、Twitterを取り巻く環境が目まぐるしく変化して成長しているということだと思います。
ところで、本書のターゲットは誰でしょうか?
読み始めてすぐに思ったのが、まだTwitterを始めていない人には難しい、よくわからない内容なんじゃないか、ということです。では、既にTwitterを始めている人達にとって本書の内容がどうかというと、ちょっと今更感があるなぁと思うのです。もちろん、さすが神田さんだけあって、しっかりとまとまっており、内容はよくわかるのですが、新たな視点なり気づきなりというものは少ない気がします。ですので、既にある程度使いこなしているユーザーには物足りない気がします。
これは、神田さんの問題ではなく、Twitterの問題のような気がします。
Twitterは、始めるまでは、どうにもとっつきにくい、何が面白いのかわからない、どう使えばいいのかわからない、という感想を一律に持たれるサービスであるような気がします。また、Twitterの面白さを伝えるということは、そのサービスのシンプルさに反して非常に難しいと思います。それ故、まだTwitterを始めていない人に対してサービス内容を紹介すること自体が回りくどく難解になってしまうのでしょう。
ところが、使い始めて面白さがわかってしまうと、一気に一律にある程度のレベルまでユーザーは進化するようで、もう特に改めて伝えるべきことが少なくなってしまうように感じます。
こうしたTwitterの特性ゆえに、本書はうまくターゲットを絞り込めていないように感じました。
さて、神田氏はこう主張します。
インターネットの可能性を理解するのに一番大切なのは、「まず、純粋にユーザーになってみる」ということである。
100%同感です。先日も知人とTwitter上で、Twitterの面白さを伝えるのは難しい、使ってみなきゃこの面白さはわからない、とつぶやきあったのですが、まさにユーザーになってみるというスタンスがとても重要だと思います。やってみないリスクの方が確実に大きいと思います。
またこう述べてもいます。
もはやメディアは完全にブロードキャストからナロウキャスト、パーソナルキャストへと変化し始めている。
ダウンロードだらけだったマスメディア型社会から、アップロードが増えるソーシャルメディア型の社会へ、転機が訪れたのだ。
これらの変化を含めて革命と呼んでいます。
まさに、2009年から今年、来年にかけて、この傾向はますます進んでいくことでしょう。この大変化の波を肌で感じるためにも、まずTwitterを始めるべきなのです。
ところで、最初に書いたように、情報が急速に古くなると言う進化形サービスであるTwitterについては、こうした書籍という形は向いていないのかもしれません(とか言いながら2009年には何冊もTwitter書籍は刊行されましたが)。電子コンテンツで日々アップデートというスタイルがマッチするように感じます。ベストな形は普遍的な部分は書籍、日々進化する部分は書籍購入者だけがログインできるウェブサイトで、というものかもしれません。
あ、でも、2時間くらいで読めてしまうので、サクッと通勤電車なんかで読むのはおすすめです。
なお、著者のアカウントは、
@knnkanda
です。とても有用なツイートが多いのでフォローおすすめします。
あ、私は@kazunoblogです。
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